農鳥岳・間ノ岳・北岳(2012.8.22)
 
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 奈良田〜大門沢〜農鳥岳〜西農鳥岳〜間ノ岳〜中白根山〜北岳〜大樺沢〜広河原
 
 
 奈良田第二駐車場発(標高約820M) 4:34
 
南アルプス林道ゲート(開運隧道)  4:49
 
ゲートの左にある林道が奈良田登山口  4:50
 
林道終点から本格的な登山道開始  5:17
 
 一本目の吊橋 5:25
 
二本目の吊橋  5:31
 
この場所でピンクリボンを目印に山の斜面に入って行く。
最初の頃はなんとなく薄い踏み跡があったのだが3分程歩くと踏み跡は消失。
一旦途中まで戻り、再度踏み跡(登山道)を探すが見当たらず。
「迷ったか〜」と思いながらもピンクリボンの地点まで戻ると、斜面には入らずに右にある沢を渡渉するように道は続いていた(^v^) 
5:45
 
 ここでトラブル発生!!
5時55分頃
 
渡渉地点で斜めになった濡れた岩場があり、そこを踏んで通過しようと思い右足を掛けるとッ!!すってんころりん!!
靴底が滑り、体が反転して背中から川の中にザッブン!!
丁度そこは深さ1M程の滝壺の様な場所で全身ずぶ濡れに。
どうにかして這い上がり、安全地帯に移動してとりあえず状況を確認。
ザックの腰ポケットに入れていたデジカメ・・・電源は入るけど液晶画面アウト(最終的に電源も入らず破損)
腰ベルトに付けていたipod nano・・・なんとか聞けたけど雑音が入る、しかも購入して2週間(最終的に電源も入らず破損)
ザックの中身の物・・・iphone、免許ケース(財布)、行動食、サブ携帯電話、軍手、ソフトシェル等は濡れてたけど異常無し。
自分の登山の目的は「デジカメで綺麗な写真を撮る」というのが大きな割合を占めているのだが、デジカメが破損した時点で今回の登山は行くか帰るか本気で迷った。まず第一にテンションが大幅に低下(こんなテンションで楽しい登山が出来るのか?)、第二に写真が撮れない(写真が撮れないという事は登山の目的の大部分を達成出来ない)
、等の理由があったからである。
でもここで帰ったとしたら、遥々こんなに遠い場所まで来たのに、何も思い出が残らないという事で継続を決断。
この時点ではデジカメの復活を願いつつも、小屋で使い捨てカメラを買おうと思っていた。
しかしiphoneでも撮影出来る事に気付いたので途中からiphoneで撮影。
画像は微妙だけど掲載していくので見てやってください。
 
 標高2600M辺りで森林限界を抜けると富士山 8:13
 
 間もなく稜線 8:21
 
 稜線到着(大門沢下降点) 8:28
 
稜線(標高2820M)から見た富士山  8:28
 
農鳥岳  8:29
 
農鳥岳山頂(標高3026M)  8:52
 
富士山を背景にアメリカ人に撮ってもらいました  8:54
 
標高日本第四位の間ノ岳(中央)と第ニ位の北岳(奥)  9:01
 
塩見岳(標高3047M)  9:01
 
西農鳥岳(標高3051M)  9:01
 
富士山と平らな尾根が農鳥岳  9:11
 
間ノ岳と農鳥小屋、奥は北岳  9:14
 
西農鳥岳山頂(標高3051M)、奥は間ノ岳  9:18
 
間ノ岳と農鳥小屋  9:27
 
農鳥小屋(標高2800M)  9:32
 
間ノ岳に向かう途中から見た農鳥岳(左)と西農鳥岳(右)  9:57
 
日本第四位の高峰、間ノ岳(標高3189M)  10:11
 
北岳へ続く稜線  10:12
 
仙丈ヶ岳(標高3033M)  10:12
 
北岳(右)と甲斐駒ヶ岳(中央奥)、更に奥は八ヶ岳  10:12
 
間ノ岳山頂で撮ってもらいました、NEWトレランシューズ  10:13
 
北岳まで3000M級の稜線歩き  10:20
 
中白根山(標高3055M)  10:37
 
北岳山荘と北岳  10:42
 
日本で二番目に高い所まであと少し  10:47
 
北岳山荘(標高2900M)  10:51
 
北岳の最後の登り  10:55
 
犬(イタリアングレーハウンド)が居ました  11:07
 
飼い主さんのブログへ  11:09
 
南アルプスで発見、ライチョウ  11:21
 
日本で二番目の高峰、北岳(標高3193M)  11:24
 
三角点  11:25
 
山頂に咲いていた北岳の固有種”シロバナタカネビランジ” 11:28
 
雲が湧いてきました  11:28
 
西南西方面  11:29
 
北岳山頂標と仙丈ヶ岳  11:30
 
下山途中で北岳を振り返る  11:35
 
間ノ岳方面、鞍部には北岳山荘  11:35
 
広河原まで約4時間  11:43
 
北岳肩ノ小屋  11:49
 
多分甲斐駒ヶ岳(標高2967M)  12:03
 
ホソバトリカブト”、もしこれが高さ15cm程なら北岳の固有種”キタダケトリカブト”  12:10
 
大樺沢の雪渓  12:21
 
南アルプスの森林限界は2600〜2800M  12:24
 
雪渓に近づいてきました 12:37
 
フィニッシュ間近  13:28
 
フィニ〜ッシュ、広河原山荘(標高1520M) 13:32
 
14時30分発のバスで奈良田まで移動(1100円)  14:17
 
・数年前からの念願だった白峰三山日帰り縦走を実行してきました。
・夏季のハイシーズンなら奈良田5:30発〜広河原6:20着の便があり、広河原から縦走して奈良田まで行く方が帰りのバスの心配も無く一般的なコースとなっている。しかし8月20日以降は奈良田の始発が8:50分と遅いのでこのコースは断念。代案として奈良田から北岳を往復しようと考えたがコースタイムは26時間30分だったので「大変かな〜」と思ってたけど実行するつもりだった。でも広河原発14時30分の最終便が有ったので、それに間に合えば片道だけで済むと思い、急遽そちらに変更。このコースならコースタイムは18時間40分だったので朝4時に出れば楽勝だと思い出発は4時に設定。
・3時に起床して支度をしていると時刻は4時を回ってしまいスタートは4時30分になった。
・開始から90分程で渡渉に失敗してテンションがガタ落ちするトラブルもあったけど登山を継続することにした。
・大門沢の登りは大門沢小屋からがハードで距離2km程で標高差が1200m程ある激坂でかなり疲れたし、デジカメが無い無念さも手伝ってペースは上がらなかった。しかし森林限界を突破して稜線に出た頃は、快晴で富士山や南アルプス南部、そして中央アルプスや北アルプスも見る事が出来て最高の景色だった。
・稜線に出た後は農鳥岳、間ノ岳、と順調に縦走。
・開始時は無理な体勢で車中泊していたので坐骨神経痛が悪化して右足全体が麻痺していたけど農鳥岳付近で解消。
・素晴らしい天候の下、最高の景色を見ながら歩いていて北岳には11時30分に到着。後は下山道を下るだけで時間も3時間の余裕があったけど、雲が湧いてきて展望もイマイチだったので早々に下山開始。下りはNEWシューズの影響でグリップも良く、軽快に下れた。しかし怪我もしないように慎重に下る。そして広河原山荘には13時30分着いた。
・今回のコースは高山植物が綺麗に沢山咲いていたけど、ほとんど撮影はしないで脳に焼き付けただけ。花は大部分は他の山と似たようなものが多くて心の中で花の名前を呟きながら歩いていた。
・広河原山荘に到着後、バスを待っている人達といろいろなお話をした。その中で印象に残っているのはおっちゃんが言った言葉で「今回はデジカメが故障したけど、この先それ以上に良い事がありますよ〜」
・後に気付いた事だが、ザックの中にハンドライトも入れていて、水に落下した際にこのライトも滝壺の中に落下したようで気付いた時には時既に遅し。
・水中に落下したことでデジカメ32000円、ハンドライト3000円、ipod12000円の損害だ出たけど、もし今回落下した時に頭でも打っていて万が一の自体に陥っていたらと想像すると怖くなる。今回は物質的な損害だけで澄んだのは正に「大難が小難」
・次回はいつになるか分からないけどこのコースは必ずデジカメを持ってリベンジしようと誓った山行だった。
 
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