前夜仕事を終えて20時半に白馬発。
23時30分に田上のマックでNOZA君と待ち合わせしてMTBを借りる。

23時45分に自宅に着いて、段取り通り作りたての力うどんとおにぎりを食べて24時に自宅発。
行動食のおにぎりも2個ゲット。

自宅発後直ぐにYASUHIROさんから電話。
「1時スタート予定だったけど、二人揃ったので先に出てるから追いついて」と。「了解です」

0時45分に白峰ゲートに着いて、即行で準備して1時7分にスタート。
凍結した道路をMTBでバリバリ鳴らしながら漕ぐ。

ロードバイクなら100%進めなかった。
今回MTBを貸してくれたNOZA君、本当にありがとう(^O^)/

約70分程で市ノ瀬に到着。
先行する二人と同じ場所にMTBをデポしてシール歩行開始。

二人のトレースを追って黙々と進む。
そして別当出合には4時10分到着。

ここで待っててくれたYASUHIROさんと大魔人さんと合流出来て挨拶。
すこし休憩していよいよ白山登山開始。

最初の難関の吊り橋は、雪が積もっていて壺足は無理そうみたいで、大魔人さんが先行して板を履いたまま渡っていた。
これに続いてYASUHIROさんも渡ったので、自分も履いたまま渡る。
実は意外に余裕だった、板が長い分落ちる恐怖が無かったからだと思う。

吊り橋を渡った後は自分が先頭になって中飯場まで進む。
この区間は、石畳の部分が急でルートファインディングが難しい事と、後ろからの二人の視線を感じて一気に緊張してしまった事で、
焦ってしまって激しく動いた為、汗を大量にかいてしまった。
でもYASUHIROさんにルートファインディングや切り返しのコツを教えて貰った事で、なんとなくだが良い感じで登れるようになった。

中飯場到着後は最後尾に回って付いていくのみ。
でもただ付いていくのではなく、どんなコースを作っているかを考えながら付いていく。

別当覗き辺りで再び自分が先頭になると、「どうだ、このコース、着いて来い」みたいな意識をして進む、
すると汗はかかないし、ルートファインディングも上手く行って良い感じだった。
やはり焦ると良くないな、と実感。

甚之助小屋では大休止。
その間に開いていた窓を閉める事が出来た。

甚之助小屋からはエコーライン上部に直接登り上げるような感じで斜面をどんどん進む。
自分は二人のトレースに付いていくのみ。
この登りは結構急だったが、なんとかクトーを付けずに登る事が出来た。

そして登りきると、目の前に白山御前峰がドーーンと現れた。
この瞬間は何度来ても、何度体験しても飽きる事はない、白山ならではの光景。

何枚も写真を撮りながら、室堂を目指す。
室堂へは9時20分頃到着。
辺りは凄い雪の量で全てが凍てついていて素晴らしい光景だった。

室堂の小休止のタイミングでクトーを付ける。
その後は二人の後を追って登るのみ。

そして開始から約9時間で12月の白山山頂に到着。
感無量だった。
空は雲で白んでいたが空気は澄んでいて、遠くに景色までクッキリ見る事が出来た。

お互いに写真を撮り合った後に奥宮の陰で滑降準備。
しかしここでトラブル発覚。

シールを剥がすと、シールの成分が板の約6割にこびり付いていて悲惨な状況。
折角のお楽しみの滑降が台無しになるかもしれない惨事だったが、リムーバーなんてあるはずないので、
奥宮で白山の神に祈る事しか出来なかった。

そしていよいよ滑降開始。
最初にYASUHIROさんがドロップイン、次に大魔人さんもドロップイン。
最後に自分が行くしかないのでドロップイン。
室堂までの斜面はクラストしていたが、転倒する事も無く、シールのこびりつきも気にする事無く滑る事が出来た。

だがしかし斜度が緩くなるとブレーキがかかってしまい一気にペースダウン。
室堂付近や弥陀ヶ原で二人を待たせる事になってしまった。
申し訳ありませんでした。

そしてそして、ここからが本日のメインイベントの別当谷の滑降。
この別当谷、初めて滑ったのだが、一言で言うとまさに「最高!!」でした。
景色良し、斜度良し、雪質良し、メンバー良し、で全ての面で最高で本当に楽しい谷だった。
また白山の魅力を一つ知る事が出来て大満足だった。

お互いに写真を撮り合いながら滑って、あっという間に林道に合流。
その後は中飯場経由で別当出合に戻る。

別当出合からの林道は斜度が緩くて、シールの糊が付いた板では雪が団子になってしまいまともに滑れなかったので、
シールを貼って進むとなんとかスピーディーに滑り降りる事が出来た。
(当然二人には先に行ってもらっています)

約40分程で市ノ瀬に到着後、MTBに跨って白峰ゲートへ。
途中何度か凍結区間があったが、なんとか転倒する事も無く、無事に戻ってくる事が出来た。
(二人は約30分前に到着してたらしい、おまたせしてすいませんでした)

今回の白山は遥々白馬から駈けつけた甲斐がある最高の山行だった。
二人には本当に感謝です、ありがとうございました。
そしてMTBを貸してくれたNOZA君も本当にありがとうございました。
MTBが無かったら登山口にも到達出来てなかったです。

やっぱり白山は最高です、山スキー万歳。

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