栂海新道は日本海から朝日岳まで続く約27kmのロングコースなのだが、今回は朝日岳で終わりではなく歩ける所(最終目的地は扇沢)まで行こうと計画。

前夜は18時半に仕事を終え、即行で帰宅して夕食を食べる。
そして20時就寝、21時起床で朝食のうどんを二人前食べて、おにぎりも作る。

22時に白馬を出発。
今回は出発地点の親不知まではKさんに送ってもらった。

23時40分に国道脇の駐車スペースに到着して、一旦階段を下って海抜0m地点へ。
その後、海抜0m地点で数分滞在して、日付が変わった0時00分にスタート。

標高は低いのでこの時間でも暑く、数分歩いただけで汗がたらたらだった。
更に、栂海新道は海抜0mから朝日岳まで登り一辺倒かと思いきや、細かいピークがいくつもありアップダウンがとても激しくかなり疲れる印象。

その後は掲載画像の通り、TJAR戦士のガクさんに出会ったり、御来光を望んだり、雪解け水で水分補給したりしながら7時間7分で朝日岳へ到達。
ここまでは7時間を想定していたので、まあまあのペースで来れた。

しかし朝日岳からが長かった、、、
体調もあまり芳しくないのか足は重く感じてなかなかペースが上がらない。
それでも行くしかないので歩みを止めず歩き続ける。

途中で再びTJAR戦士の朽見さんと遭遇。
後に知ったのだが、朽見さんは土曜日に上高地を出発してこの日(月曜日)日本海に抜けていたらしい。
TJAR戦士の脚力・体力は流石だった。

他にも仲の良さそうなトレランカップルが居て、数分会話を楽しむ。
(掲示板への書き込みありがとうございました)

そんな事もあったが、ようやく白馬岳へ到達。
開始から約10時間だった。

実はこの頃はかなり疲弊していて、山頂で腰を下ろして10分以上休憩。
今回の最終目的地は扇沢だったけど、この時点で「唐松岳で降りようかな〜」と思い始めていた。

歩みを進めて白馬山荘に付くと同時に知り合いと遭遇して、オレンジジュースを御馳走になる。
ありがとうございました。

その後は、疲労しているけどそれなりのペースで歩き続け、天狗山荘、天狗ノ頭、不帰ノ嶮、を経由してようやく唐松岳に到着。
この時点では、「24時間以内(残り10時間)で柏原新道経由の扇沢には行けるけど、こんな状態(疲労・天候・気力)だと行ったとしても楽しくない」と考えていたので唐松岳での下山を決意。

山頂で数枚写真を撮って下山して唐松岳頂上山荘へ。
山荘ではKさんが居てくれて、小休止した後、八方池山荘まで一緒に下山した。
(当初の計画では山荘でKさんから行動食を受け取って扇沢へ向かう予定だった)

八方池山荘からは単独(Kさんはロープウェイで下山)で黒菱駐車場まで降りて、その後麓から再び車で登って来てくれたKさんの車で下界に降りた。
そしてようやく本日の全行程終了。

今回の山行はとにかく長かった。
体力や体調が万全であればなんともなかったと思うが、剱岳・立山連峰周回の疲れか、睡眠不足の影響か、それともただの体力不足かは不明だけど、本当に疲労困憊だった。
残念ながら最終目的地の扇沢へは行けなかったけど、今後は体調を整えていつかはリベンジしたい。

最後になりましたが、今回全面的にサポートしてくれたKさん、本当にありがとうございました。
今回の山行はKさんの協力無しでは実現しなかったと思うので、心から感謝しています\(^o^)/


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