前日に志賀高原で受付を済ませ、鬼無里温泉経由で一旦白馬へ帰宅。

19時から大盛りの野菜炒めをガッツリ食べて21時就寝。

0時起床で力うどんを二人前食べて1時に白馬発。

深夜帯なのでスカスカの道路を飛ばすが、激しい雨が降っているのでスリップに注意しながらの運転。

途中の小川村付近の国道で道路に水が溜まっていて、走行中タイヤが浮いた様な状態になり(感覚的に)10mぐらい滑った。

これには心底焦った、そして心拍数も一気に急上昇。

心拍数を上げれた事でウォーミングアップには良かったが、万が一事故りでもしていたら出走どころではなかったので何事も無くホッとした。

会場には3時前に到着。

その後、Kさんも合流。

更に10分後にMAMORUさんとも合流。

挨拶を軽くすませてから再び車の中で待機。

天候は相変わらず激しい雨で残念だったが、風は無かったので寒くは感じなかった。

因みにここまでの補給物は、2時半にノニのエナジードリンク、3時に自家製特大おにぎり、3時半にレッドブル系のドリンクを補給。

行動食はウイダ―×3、べスパプロ、ブドウ糖×4、アミノバイタルプロ粉末×3、ミンティア、自家製小おにぎり×3、バナナ、ハイドレーションに2.0リットル(アクエリアスと水とノニプロ)

(携行したけど食べなかった行動食、クリフバー×2、柿の種×2、羊羹×2、べスパハイパー)

3時40分頃、スタート地点へ移動。

最後にグレープフルーツジュースを飲んで出走準備完了。

MAMARUさんは中盤の位置に待機、僕は三列目辺りに待機してスタートを待つ。

そして午前4時にエクストリームトライアングルがスタート。

☆スタート〜第一エイド

正直、昨年の様な走りは無理だと感じていたのでとりあえずはゆっくりのペースで進む。

といってもシングルトラックなので先行者を抜く事も出来ずひたすら付いて行く。

コースは激しい雨で沢登り沢下り状態だった。

水平部分も深さの判らない水溜り状態でまさにエクストリーム。

肝心の体調はまあまあな感じ、しかし前回の大会で感じた「脚が軽すぎて登りが平地の様に感じる」といった感覚は無かった。

開始から90分でべスパプロを投入。

このあたりで5人のパックに追いつき、最後尾から二番目の位置で付いていく。

このパックは平地や下りは速いのだが、登りはかなり低速で「遅いな〜」と思う個所も何度かあった。

それでも後半に体力を残しておく為に無理はしない。

しかし、2時間を過ぎた辺りの岩菅山の登りで、流石に低速過ぎたので一気に前に出て単独走開始。

脚は軽くはないが、普通に登っているだけでも一気に後続との差は開いていた。

岩菅山から最高標高地点の裏岩菅山(2341m)を経由して烏帽子岳まで至る区間は快適な尾根や岩場もあって割と走れた。

そして烏帽子岳から第一エイドまでの下り区間は昨年も嫌な印象を受けたが、今年は最も嫌な区間となってしまった。

嫌だったポイント(いずれも雨の為滑り易さが増長中)

・若干斜めになっているトラバース地帯が長く続き、根曲がり竹を踏むと滑るし、かといって土の部分を踏んでも滑るし、怖くて走れず慎重に歩かざるを得なかった。

・笠法師山(1918m)の越えた1770mのピークからは激しい下りで、新品のトレランシューズでもほぼグリップは効かず土の滑り台状態だった。

・今回のレースでは30回以上転倒したが98%はこの区間だった。

そんな事もあり、エクストリームというよりエグストリームで、昨年植えつけられた苦手な印象は更に増加してしまった。

そして第一エイドの到着。

この時点での順位は9位だったが、ずらずらっと後続が来たので9位〜14位はほぼ固まりだった。

エイドではバナナ3本、温泉饅頭6個、オレンジ4分の1カット、コーラ、スポーツドリンク、を摂取。

序でにトイレにも立ち寄って、合計約7分の滞在。

この7分で9位〜12位までの選手は先に進んでいて13位ぐらいでスタート

☆第一エイド〜第二エイド

最初は舗装路を進み、ゲートのある林道に入り2km程走行して吊り橋を渡る。

一旦150m程の登りを登る。

この区間でみさごさんの知り合いの阿部さんと遭遇して暫し会話、順位も11位へ。

登りきると極上トレイルの始まり。

昨年は最高に綺麗な印象だったが、今年はガスと降雨と路面の影響でそこまで綺麗ではなかったが、それでも走り易いトレイルで5:30/kmぐらいで走行。

この極上トレイルは約5kmほど続いた。

極上トレイルが終わると標高は1080mあたりで、ここからが西大倉山までの標高差700mの一気登り。

昨年はこの登りでハンガーノックになったが、今年はエイドで充分食べたし、行動食も適宜食べていたのでハンガーノックにはならなかった。

かといって走れるほど体力も残っていなかったのでガシガシ歩いて登る。

下りや平坦部分はなるべく走って第二エイドへ。

第二エイドでは山田琢也さんが居て久し振りに会話。

丁度、10位の柳下さん(円井さんの友人)も居てご挨拶。

このエイドでも約7分間滞在。

補給はバナナ4本、饅頭6個以上、オレンジ半分以上、コーラ、スポドリ、etc.

☆第二エイド〜Finish

この区間は高沢山・大高山・ダン沢ノ頭・赤石山・鉢山など2000m級の数々のアップダウンを越えて進む。

最初の高沢山の登りで柳下さんを抜いて10位にランクアップ。

登りはやはり走れなないのでテクテク歩く、そして下りや平坦部分はなるべく走る

この頃になると雨は小康状態だったが、路面は昨年同様、否、それ以上の肥溜め状態で最大で膝下まで埋まる沼もあった。

柳下さんを抜いた以降は終始単独走行。

ポイントに居るスタッフに先行者との差を聞くと「10分ぐらいです〜」の返答。

頑張って9位に上がりたかったが、ポイントごとに聞いてもあまり差は縮まっていなかったので諦めムードもしばしば。

そしてそのまま10位でラスト2km地点へ。

そこでは前と5分差と教えられたが、2kmで5分は厳しかった。

ようやく長い登山道が終わり、ラスト300mのスキー場斜面へ。

最後のストレートを気持ち良く走ってフィニッシュゲートへ。

フィニッシュ地点では10名程のスタッフとKさんが迎えてくれていた。

そして総合10位でフィニッシュ。

総合では入賞を逃したが、7位以下で選出される年代別では30歳代で2位だった。

タイムは昨年よりも約55分遅かったし、順位も4番落ちていた。

しかし、練習状況、路面状況、コンディションを考えたら、良く出来たとも思っている。

(昨年も走った第一空挺団はタイムを伸ばしていたので路面状況は単なる”いいわけ”かもしれない)

フィニッシュ後は振る舞いのキノコ汁を食べてから、近くのホテルの温泉へ。

体はかなり汚れていたし、股擦れも痛かったが、温泉で綺麗サッパリする事が出来た。

その後は持参したカップラーメンを食べて腹ごしらえをした後、MAMORUさんのフィニッシュを見る為にゴール地点へ。

そしてMAMORUさんは総合33位で無事にフィニッシュ。

僕は約55分昨年よりも遅かったのでMAMORUさんもそれくらい遅くなるかな〜とも思っていたが結果的には9分遅れの見事なフィニッシュだった。

MAMORUさんを迎えた後はしばし談笑して、18時半頃に白馬へ向けて帰路についた。

☆大会の総評

昨年同様でエクストリームな大会だった。

否、エクストリームと言うよりエグストリームやスーパーエクストリームだった。

路面は最高にドロドロだし、本当に沢登りや沢下りをしている場面も多々あった。

公式リザルトの完走率が物語っているようにコンディション的にはかなり悪かった思われる。

【出走者数 363名(男子340名、女子23名)】
【完走者数(ゴール到達) 82名(男子79名、女子3名)】
【完走率 22.6%(男子23.2%、女子13.0%)】

個人的にはトレランレースというよりも縦走登山を行っている感じだった。

8月はほとんどロード練習をしていないし、山もロング山行を3回行っただけなのに10位でフィニッシュ出来た事は正にこのレースは登山力が大事という事を物語っていると思う。

まぁいろいろ書いたが結果的には最高に面白い大会で、また来年も必ず参加したいと思える大会だということ。

最後になりましたが、今大会の運営の皆さま、スタッフの皆さま、本当にお疲れ様です、そしてありがとうございました。

そしてスタートからフィニッシュまでサポートしてくれたKさん、本当にありがとう〜\(^o^)/

フィニッシュ時にゲートの向こうに姿が見えた時は最高でした。またよろしくね\(^o^)/

※表彰式は翌日のAM9時開始だが、残念ながら仕事の為不参加でした(;一_一) 残念(−−〆)

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