5月31日(月)

昨日の若者も根性のある人であった。ハードな事が大好きと言う彼はハセツネカップを始め富士登山競争、鉄人レース、フルマラソンなど名立たるレースを求め毎年全国行脚しているらしい。どのレースでも上位に食い込んでいるようで恐れ入りましたと言う感じである。白山登山の標高差1500mを1時間10分と言うと、時間1400mと言う信じられないハイペースである。

ウーン、、ぜひともこの脚力を厳冬期の山スキーで活かして欲しいものである。スキーもかなり行ける口らしいがまだ山スキーは買っていないと言う。道具なら任せなさい。使っていない山スキーはいくらでもあるから一式すべて貸してあげるので是非是非。待ってるよ。 


5月30日(日)

今回のロングライド予告を読んで是非参加させて頂けないかとメールがあった。朝4時半医院集合で良ければと返信した。メールには詳細は無くいくつのどんな人が来るのか興味津々で今朝を迎えた。朝4時半の待ち合わせに来たのは若者であった。歳を聞くとこれまた長男と同じ歳であった。趣味を聞くとマラソンからトレランなどハードな事が趣味らしい。

フルマラソンは2時間40分がベスト、白山は別当出合から山頂まで1時間10分がベストと言う。馬場島から剣岳は2時間半もかからないと言うとんでもない若者であった。今日は厳しいツアーになると気を引き締めてシンちゃんと三人金沢を出た。まずは僕が先頭でガンガン引いて行く、羽咋までの40kmを平均時速28kmで通過、ここからシンちゃんに先頭を託し富来町までハイペースで進む。やはり平均時速28kmで到着。ここから若者に先頭を交代、待ってましたと30kmオーバーでガンガン引いて行く、峠ではたまらずシンちゃん千切れてしまう。僕と若者のバトルが続く。

中島町から能登島に入り七尾を抜け氷見を目指して南下する。シンちゃん徐々に遅れ出すも歯を食いしばって頑張る。氷見で昼食を取り大休止、ここから雨晴海岸、高岡さらに小矢部へと進む。小矢部からどのようなコースで金沢に抜けるか各人の意見を聞く。若者は最もハードなコースが良いと言う。なら標高830mの夕霧峠越えしか無いだろう。シンちゃん歯を食いしばってついて来るように。

福光を過ぎてイオックスアローザまで最初のバトル開始、シンちゃんを先頭に若者が続く、僕は好機を待つ作戦にした。案の定シンちゃんまずバテてかわした。先を行く若者を徐々に射程圏に入れアローザ手前1kmでかわしてまずは僕が一勝、第二バトルはアローザから夕霧峠である。既に走行距離は220kmその上バトルをするなんてどうかしているとシンちゃん諦め顔。

第二バトルまずは僕がダッシュで若者をリード、引き離そうと更にダッシュをかけるが若者離れない、中盤で今度は若者がダッシュ、僕もかわされ既に足に来ている僕はもう後を追うことができなかった。若者一勝、僕が続きシンちゃん大幅に遅れてようやく夕霧峠に着いた。

後はもう金沢の医院に戻るだけ下りはダッシュで最後の気力を振り絞る。頑張るしか無い、川沿いのサイクリングロードもハイペースで駆け抜けついにゴールが見えた。総距離250km、平均速度26.1km、出発して12時間後のゴールであった。

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