メンバーはYASUHIROさんと髭魔人さんと僕の三名。深夜12時40分にスタート地点に到着。そして1時に出発。気温は涼しくて順調に走行。YASUHIROさん髭魔人さん僕の隊列。30ｋｍ〜40ｋｍ毎に先頭を交代。
谷峠まで後列に居た為楽勝だった。そして谷トンネルからはいよいよ自分が先頭で引っ張る。道の駅九頭竜までの約51ｋｍの走行だったが先頭は想像以上に大変だった。若干向かい風も始まり、緩い登り坂が続いていて、太腿にはかなり疲労が蓄積されていた。
九頭竜からは石徹白経由で檜峠までのヒルクライム。ヒルクライムはフリー走行なのだが、僕は一番軽いギアを回し続けるパワーしか残っていなくて、二人に大きく（5分程）遅れて檜峠に到着。登ったという事は楽しい下りが待っている。時速50ｋｍオーバーでぶっ飛ばす。
峠を下りきった後はひるがの高原まで交通量が多い国道を行く為、隊列を組んで一列で走行。ここで遅れたらアウトなので根性で付いていく。そして中央分水嶺”ひるがの高原”に到着。コンビニで小休止をして、ここからは五箇山まで概ね下りのダウンヒル。御母衣ダム・白川郷・五箇山の景色を楽しみながら走行。
そして五箇山からはいよいよ最後の難関”五箇山トンネル”のヒルクライム。ここでもフリー走行になった瞬間、二人はダッシュで走って行った。自分は付いていく余力も無く、根性でペダルを漕ぎ、低速ながら確実に進んで行く。そして二人から約8分遅れてトンネル手前の休憩所に到着。ここから福光町までのダウンヒルは僕が先頭で超高速のまま平地まで爆走、途中車を追い越したりもした。
平地からはYASUHIROさんが先頭になり、ややこしい道をナビゲートしてくれた。次に髭魔人さんが富山・石川の県境まで先頭。県境から金沢市内まで僕が先頭。市内から犀川河川敷道路までYASUHIROさんが先導してくれて、犀川河川敷道路に出てからは僕に「先頭を行け」と指示してくれたが、足は既に死んでいて時速25ｋｍ程しか出せなかった。すると遅いと言わんばかりに横から二人は抜いて行き、どんどん差が開いてしまう。でもなんとか姿は見えていて、そしてフィニッシュ地点へ。
二人から約5分遅れてのフィニッシュだった。折角なら二人と同時にゴールして、感動を分かち合いたかったけど、これは実力不足だったので止むを得なかった。総走行距離275ｋｍ、平均時速26.2ｋｍ、総時間13時間の白山一周根性ロングライドが幕を閉じた。一人だったら絶対に行わない（行えない）と思うけど、今回YASUHIROさん、髭魔人さんと一緒だったからこそ達成できたロングライドだったと思う
過去にYASUHIROさんと「金沢〜能登島〜金沢・250ｋｍ」「金沢〜名古屋・240ｋｍ」「金沢〜能登半島一周〜金沢・404ｋｍ」「日本海〜白馬岳〜日本海・86ｋｍ+16ｋｗ」と御一緒させてもらったけど、今回が一番辛かった。でも辛かった分達成感は最上級だし、またまた一生の思い出が出来た。YASUHIROさん、髭魔人さん、どうもありがとうございました。