Yさんは今年山スキー一式を購入したのだが、まだシール歩行をした事が無いと言うので、一緒に行ってきた。
自分的にも前回の白山で失敗したシールと板の調整を確認する意味もあった。
早朝5時に岩岳スキー場からスタート。
自分自身、まだまだ人に教えられるほどではないが、経験者と言う事で今知っている事を伝えながら登る。
Yさんは最初こそぎこちなかったが、時間が経つにつれ”コツ”を覚えたようで、後半は良い感じで登れていた。
ラッセルは足首程度で、予想通り約2時間で山頂に到着。
終始雪は降り続いていたので、木々に雪が積もり、かなり綺麗だった。
その後リフト降り場の屋根の下に移動して滑走準備。
心配されたシールは合格ラインだった。
そしていよいよ滑走開始。
だが、ここでトラブルと言うか予想もしなかった出来事が・・・
前回の白山後、板に付いたシールの糊を掃除する為にリムーバーで掃除したのだが、
その後特にワックス等を塗らなかったので、全く板が滑らなかった。
ある程度斜度があれば滑るのだが、緩い斜面は全く駄目でストックで漕ぎながら進むしか無かった。
まさかこんな事になるなんて想像もしてなかったので、ワックスの重要さを改めて実感する事が出来た。
逆にYさんはしっかりワックスを塗っていたので、スイスイ滑っていて、何度か待たせてしまう場面があり申し訳なかった。
そんな事もあったが、Yさんの山スキーデビューは完了。
自分も次回に向けての課題が見つかったので、それだけでも価値のある山行となった。
Yさん、本日はお疲れ様でした、そしてありがとうございました。