休日に晴れ予報が出たのは久し振りだったので、完全燃焼登山に挑戦。
当初、ルートは自宅〜五竜岳〜唐松岳〜白馬三山〜猿倉〜自宅を考えていたけど、前日になって「どうせならぐるっと周回しよう」と思い、今回のルートに挑戦。
前夜は22時に就寝、23時半に起床。
朝食の力うどん二人前を食べて、1時12分に自宅を出発。
(因みに行動食はウイダーインゼリー4個、自家製おにぎり3個、バナナ一本、ミンティア、バランスアップメープル味1個、ハイドレーションパックにノニプロを溶かした白馬の水2リットル)
1時時点でも気温は19.8℃と暖かめの夜。
車しか走らない国道を走って五竜スキー場へ。
五竜スキー場からは獣しか居ない林道を歩いたり走ったりして高山植物園へ。
植物園からは遠見尾根登山道に入って数々のアップダウンをこなし白岳へ。
(遠見尾根区間は熊が怖くて鈴は鳴らしまくり)
白岳まで来ると眼下には見事な雲海が広がっていて、五竜山荘泊りに人もチラホラ。
ここまで来たら出来れば五竜岳山頂で御来光を拝みたかったが、一歩間に合わず登山道上で御来光を迎えた。
そして開始から3時間36分で五竜岳に到着。
五竜岳の山頂には単独の女性が居たので写真を撮ってもらって早々に下山。
次に目指すは唐松岳。
五竜岳〜唐松岳区間は「牛首」と呼ばれる難所があるが慎重に歩けば全く問題なし。
この区間は1時間30分程で通過。
唐松岳の山頂まで来ると雲も少なくなっていて、いつもの山岳展望を見る事が出来た。
次は自身二度目の不帰ノ嶮へ。
北アルプス三大キレットの一つ「不帰ノ嶮」は落ちたら死んでしまうような斜面だが、ここも鎖や梯子がしっかりしているのでグリップのある靴さえ履いてれば問題なし。
特に怖い思いもしなく不帰ノ嶮を通過して、最低鞍部の2411m地点へ。
そこからは標高差約400mの一気登り。
ここは富士登山競走の練習と思ってハイペースで登る。
生憎、体調は好調で余裕さえ感じた。
そして標高2812mの天狗ノ頭へ。
天狗ノ頭から見る白馬鑓ヶ岳は超カッコ良かった。
次はその超カッコイイ白馬鑓ヶ岳へ向かって絶景スカイラン二ング。
標高差もあまり無い稜線を小走りや徒歩で歩く。
道中はすれ違う人も居なく、歌をうたったりもしていた。
途中にある山小屋「天狗山荘」では水場があったので冷たい水を手ですくってがぶ飲み。
白馬鑓ヶ岳へは唐松岳から2時間23分で到着。
この山、白馬三山の中で実は一番展望が良い山かもしれない。
北を見れば杓子岳&白馬岳(特におススメ)、南を見れば唐松岳や五竜岳、東を見れば剱・立山連峰。
山頂で景色を見ながら約15分の大休止。
楽しみにしていたバナナも食す。
次に向かうは白馬三山の中央に位置する杓子岳。
ここは白馬岳と白馬鑓ヶ岳に挟まれて存在感はイマイチだが、西側と東側の斜面の様相が全く違ってて、眺める上では非常に興味深い山。
山頂を通らない巻き道コースも整備されているが当然山頂へ。
山頂からは白馬岳や大雪渓ルートの展望を楽しむ。
そしていよいよ白馬連峰の主峰「白馬岳」へ。
と、その前に山荘へ立ち寄ってある方にご挨拶。
すると嬉しい事にコーラを御馳走してくれて、山荘の椅子に座ってしばし休憩。
山で冷えたコーラを飲むなんてあまり経験が無い事なので、非常に美味しく感じた。
そして山頂へ。
やりました、ここが今回のルートの最高標高地点なのであとは(細かいアップダウンもあるが)基本的に下るだけ。
山頂では10分程滞在して栂池高原へGo.
縦走路の西側(白馬村方面)は雲がモクモク湧いていて、空も青い部分が減少傾向だったが、まだまだ晴れているので気持ち良い稜線歩き。
そして新潟県最高峰の小蓮華山に到達。
ここから見る白馬岳は大迫力で流石の存在感だった。
山頂では最後のおにぎりを食べてエネルギー補充。
次に白馬大池へ。
白馬大池までは難無く到達。
その後の白馬乗鞍岳までもかなり軽快に進めた。
しかし白馬乗鞍岳から天狗原までの下りで大きな雪渓が2ヶ所あり、ガスで視界も悪いし、雪面も意外に固く、更に靴スキーも出来ないほどの斜度だったので少々難儀。
(怖いと言うよりも滑って歩き難かった)
雪渓を通過すれば普通の登山道だが、この登山道も雪融け水で川になっていて、乾いた石にしっかり足を置いて滑らないように進む。
標高2100m付近では最後の水場「銀嶺水」で水分補給。
まずはハイドレーションパックの中に1000ml、胃袋の中にも500ml、コーラのペットボトルにも500ml補給して最後のロードランニングに備える。
そしてハイキング客で賑わう栂池山荘界隈に到着。
因みに五竜スキー場山頂ゴンドラ降り場から栂池山頂ロープウェイ乗り場までの標準コースタイムは24時間05分。
今回は10時間48分だったのでコースタイム比は約45%
ここではソフトクリームを販売していたが、まだまだ途中なのでスルー。
ロープウェイ乗り場まで歩いて、標高差865m、距離12.17kmのダウンヒルランニング開始。
ほぼ下りなので順調に走れて55分程で完了。
そこから更に1.5km走って山麓のゴンドラ駅に到達。
観光客で賑わう駅を片目に見ながら約9km先の自宅に向けて出発。
下界は30℃を越えていて暑かったが、向い風も強くて体感的にはそこまで暑くは感じなかったが、銀嶺水で補給した水を飲みまくりながら走行。
足は決して軽くは無かったが、そこまで重くもなかったのでキロ5分ぐらいで走る事が出来た。
そして開始から14時間01分で自宅に到着。
深夜1時に時を刻みだした時計は15時を回っていたが、全てが楽しい行程だったのであっという間の14時間だった。
総距離66.00kmで標高差も5000m程あったが、体力も充分で失速する事も無く、無事に完遂する事が出来て大満足。
今回も当然の如く「完全燃焼」の山行だった。
追伸・今回の山行で改めてノニプロの効果を実感できた。
運動している人は是非一度試してほしいと思う。絶対おススメです。