前夜仕事を終え高速道路を利用して勝山経由で白峰入り。
(国道157号線が法面崩壊で6時〜19時30分以外は通行止の為)
22時45分に白峰ゲートに着いて支度。
23時30分頃から皆と挨拶をして荷物をパッキングしてもらう。
僕の荷物はYASUHIROさんが、みさごさんの荷物は大魔人さんが市ノ瀬まで運んでくれた。
髭魔人さんは自身の荷物を背負って市ノ瀬へ。
僕とみさごさんは空身で10km先の市ノ瀬までランニング。

重い荷物を背負っくれていたYASUHIROさんと大魔人さんは抜けたが髭魔人さんを捉える事は出来なかった。

市ノ瀬到着後は暫く歩いて、側面に雪が出てきたら斜面をスキーでショートカット。
ショートカット後は除雪が終了しており、そこからシール歩行開始。

開始から2時間50分で別当出合に到着。
ここで小休止をして、一本吊り橋を渡り、砂防新道台地へ。

砂防新道最初の難関”階段ゾーンの急斜面”はYASUHIROさんのルートファインディングで難なくクリア。
流石のコース取りでした。

尾根に出てからはシールとクトーを効かせながらガシガシ登る。

4時45分頃に甚之助小屋に到着。
最初のランニングで筋肉疲労が心配だったがここまで絶好調、足は軽かった。
小休止後エコーライン経由で稜線へ。

稜線に登りきると穂高連峰辺りに空がオレンジ色に染まっていた。
「御来光はあのあたりかな〜」なんと思っていると、数分後穂高連峰南側からサンライズ。
まさか雪の白山で御来光が見れるなんて想像もしていなかったので最高の気分だった。

朝日に照らされた雪面を気分上々のまま室堂へ。
室堂は前回来た時よりも雪は増えていた。

エネルギー補給と写真撮影を行って、いざ山頂へ。
山頂までも雪は完全に繋がっていて、状態も良い感じだったのでガシガシ登り上げた。
そして開始から約7時間で白山山頂御前峰へ。
眺望はPM2.5や朝靄の影響で遠くの景色は霞んでいたけど、
白山の周りは真っ青の空で、雪も純白に輝いていて絶景だった。

奥宮裏でシールを剥がして、いよいよ山頂からの滑走スタート。
滑走コースはYASUHIROさん達が作ってくるれので、僕は付いて行くのみだったので全く不安は無いのだが、
斜面が氷化しているので転倒だけは気を付けて滑る。

途中で何度かシールを貼りなおして登り返す場面もあったが、風も穏やかで全てが順調そのもの。
こんなに素晴らし景色の中を滑るなんてスキー場ではあり得ないし山スキーだけの特権だと思う。
山スキー万歳!!

豪快な斜面を滑りまくって暫く進むと、加賀禅定道のシンボルが眼下に見えてきた。
それは「百四丈滝」だった。
しかも今の時期しか見る事の出来ない氷の滝壺も見れて感動しっぱなし。

標高を下げると樹木も生えていたり、細い斜面を滑ったり、際どいトラバースがあったりして緊張もしたが、
なんとか小さな転倒のみで、怪我なく滑る事が出来た。

加賀禅定道後半は細かいアップダウンの連続だったが、
YASUHIROさんが上手にルートファインディングしてくれて大概のポコは巻く事に成功。

1549mのしかり場からは登り返しもなく滑るのみ。
雪は重めだったけど、ツリーランを楽しむ。

標高が1000mを切ると土も見えるまで雪が減っていたが、魔人’sは豪快に滑って行くので負けじと滑る。
そして標高710mの地点で板を担いで、あとは林道を徒歩。

15分程歩いて、前日から中宮ゲートにデポしてあった髭魔人さん号に乗り込み白峰ゲートへ。
そしてスタート地点の白峰ゲートに戻ってくる事が出来た。

だが、これで終わりではなく、
市ノ瀬にあるYASUHIROさんと大魔人さんと髭魔人さんのMTBを取りにいかなけらばならないというオプション付き。
車に置いてあったランニングスタイルに着替えて、三人で再び白峰ゲートスタート。
(髭魔人さんはロードバイク、みさごさんと僕はラン)

多分体は相当疲れていたと思うけど、最近飲んでいる最強のプロテインの効果で体は快調だった。
キロ5分ぐらいで10kmを走破。
途中ですれ違った髭魔人さんは肩に自身のMTBを担いでいた。
その姿はマジでカッコ良かったです。

自分も市ノ瀬到着後、YASUHIROさんのMTBに乗り一路白峰ゲートへ。
超高級自転車は最高の乗り心地だった。
途中ですれ違ったみさごさんにエールを送り、時速40km程で爆走。

いよいよ白峰ゲートが見えてくるとYASUHIROさんが写真を撮って迎えてくれた。
約20分後、みさごさんも無事帰還。

ということで今回のエクストリーム山行”白山周回・加賀禅定道”は幕を閉じた。

今回こんなに楽しい計画に誘ってくれたYASUHIROさん、メンバーの大魔人さん、髭魔人さん、みさごさん、
本当に本当にありがとうございました。

また一生の思い出が出来ました。
完全に完全燃焼です。

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