23時就寝、1時起床。

今回はきつねうどんを食べて2時半自宅発。

3時過ぎにスタート予定地点に到着。

YASUHIROさんとゲンゴロウさんが来るまで車で待機。

3時50分頃、二人はやって来て挨拶を済ませ、4時にスタート。

スタート時はYASUHIROさんが先頭で、ルートを作ってくれる。

道中は雪崩が起きる斜面や、気象条件などを教わりながらどんどん進む。

次にゲンゴロウさんが先頭でどんどん進む。

ゲンゴロウさんも地図読みがピカイチなので予定通りのルートを進む。

次に自分が先頭になりGPSでチェックしながら進む。

しかし、やや左よりに進んでしまう場面もあったが、その後はトラバース気味で標高を上げ、ドンピシャで目標の1360m鞍部に到達。

この鞍部は奉納山(1511m)に伸びる尾根なのだが、次の目標が1450m鞍部なのでYASUHIROさんやゲンゴロウさんが先頭になり、トラバースで進む。

丁度1460m鞍部に付く頃に視界が開けて、目の前には満月の光とそれに照らされた白馬三山が綺麗に輝いていた。

ここから堂津岳の主稜線までの尾根はアップダウンが幾つもあるのだが、帰路では使わないルートなので歩きやすい地形を選択して進む。

しかしこの尾根、アップダウンもさることながら周辺の景色が最高だった。

北アルプス、頸城山塊の眺望、モルゲンロートに染まる峰々、樹氷、ここを歩いているだけでも充分満足できるものだった。

そして主稜線へ。

この頃には既に太陽は昇っており、辺りは陽光に照らされていて、白い雪、青い空、全てが輝いて見えた。

そして目指す先には真っ白の稜線と堂津岳(偽ピーク)。

この稜線、あまりにも景色が良過ぎて、まさにビクトリーロード(勝利への道)だった。

そして開始から4時間50分で堂津岳山頂(標高1927m)に到達。

山頂は景色が最高で本当に気持ち良い時間だった。

山頂では写真を撮ったり、滑走準備をしたりしながら20分程大休止。

そしていよいよ滑走へ。

当初予定していたコースは地形図に崖マークがあり、一歩間違えると怪しい感じだったので、そこは使わずやや北の沢にエントリー。

まずはYASUHIROさんが先頭で道筋を付けてくれ、ゲンゴロウさんや自分がそれに続く。

実はこの沢、日当たりがあまり良くなくフカフカのパウダー状態だった。

月曜、火曜と雪が降っていなかったのでカリカリのアイスバーンを想像していただけに、良い意味で期待が外れて最高の斜面になっていた。

お互いに写真を撮り合い、歓声を上げながらの滑走は20分も掛からず終了。

1118m地点でシールを貼って一旦登り返し、再び1360mの鞍部を目指す。

この登りは最初はゲンゴロウさんが先頭を行ったが、途中で代わってもらい、その後は気合を入れてノンストップで登る。

雪質は日当たりが良好で、湿った重い雪に変化していてかなりの運動量だったけど、良い汗が掛けた感じだった。

そして1360mの鞍部でシールを剥がして、あとは車道まで滑るのみ。

ここの滑走も距離にして約2km、時間的には15分程だったけど、木が沢山生えていて、日当たりも悪かったのでパウダーは残っており、最後の最後まで楽しめる滑走だった。

その後、車道に出て後片付けをしてから帰路についた。

今回の山行(堂津岳)は、前週に別ルートから狙っていたのだが、予定していた林道が危険だった為キャンセル、そのリベンジマッチだった。

新しいルートは自分では全く思いつかなかったのたが、YASUHIROさんが新ルートを見つけてくれた。

そのルートは一切無駄が無くまさに完璧で、天候や雪質も手伝って最高の山行となった。

YASUHIROさんが自身のHP上で”四ッ岳北面開拓以来のヒット斜面か!!間違いなくお気に入りになるだろう”と言わせるほどの山行に同行させてもらい、本当に嬉しく思う。

今回誘っていただいたYASUHIROさん、先週に引き続きリベンジマッチ参戦のゲンゴロウさん、本日は激しくありがとうございました。

最後にこのルートを勝手に「堂津岳YASUHIROルート」と名付けさせてもらいたいと思います。

戻る