マイカー規制が0時00分から始まるので、23時45分に市ノ瀬ゲートを通過。
別当出合には0時頃到着して下の駐車場へ。
御来光までまだまだ時間はあるので1時30分に目覚ましをセットして仮眠開始。
そして1時30分頃に目覚ましが鳴ったが、まだ眠かったので数分だけ追加のつもりで目を瞑る。
そして記憶が無くなり次に目が覚めたのは3時16分だった。
この時点で御来光予定時刻の4時39分には、
用意したザックの重量や天候、そして自身の体力を考慮すると不可能が確定してしまった。
年に1度しかない夏山開きで、沢山のマスコミの方々に囲まれながら万歳を行う事が夏山開きに登る目的でもあったので、
これに立会えないなら今から登っても意味はないので行くか行くまいか本気で迷った。
しかし、ここまで来て何もしないで下界に帰るとそれはそれで悔いしか残らないと思えたので登山を決意。
細かい雨とガスの中雨具を着て登る。
湿度や気温も高く直ぐに汗を掻いたので蒸れ蒸れになりながら別当出合に到着。
ここで写真を撮ろうと思ったがデジカメが無い、なんと車に忘れてしまった。
時間も無いがデジカメが無いのはもっと悲しいので取りに戻る。
この一件で15分程ロスして3時49分から再度別当出合をスタート。
雨の中蒸れた状態で寝坊した事を悔やみながら無心で登る。
流石にこの時間(御来光でもない早朝発でもない中途半端な時間)に登ってる人は皆無。
しかし甚之助小屋の手前で第一登山者発見。
それはまさかのueta君夫妻だった。
彼らも天候が良ければ山頂まで行っただろうが、この天候なので甚之助小屋までだったらしい。
久し振りの再開に会話もはずんで数分小休止。
その後別れて再び登山開始。
ここから室堂までは誰一人会う事は無かった。
しかし到着した室堂はここまでの閑散が嘘の様に沢山の人で溢れかえっていた。
小屋内を通過して山頂を目指す。
山頂に向かう途中では続々と下山者とすれ違う。
その中には夏山開きの常連さんや知り合いの方々も複数居た。
山頂に向かうにつれて風雨が激しくなってきたが、室堂から20分程で開山1300年を迎えた御前峰山頂に到着。
個人的には100回目の白山登山だったので、持参した旗を用意して記念撮影と行きたかったが風雨の影響でセルフタイマーは使えず。
他の登山者は奥宮前でお取込み中の男性のみ。
しかし声を掛けれる雰囲気じゃなかったのでどうしようか?と思っている所に単独の女性が来たのでお願いして撮影してもらった。
当初の計画では、山頂で沢山の人が居る中で旗を掲げ、記念撮影をしたかったが、寝坊した事でほぼ人が居ない状況での撮影となった。
気象コンディションも悪いので達成の感慨に耽る事もなく室堂まで下りる。
再び室堂内に立ち寄り、知り合いの方々や29日に世話になった新聞社の記者さん達と談笑。
他にもお水返しのイベントの最後を見届けたり、山田市長と写真を撮ったり、
NHKのウィークエンド中部の生放送に映り込んだりして、結局100分程滞在。
8時からの開山祭は見ないで7時45分から下山開始。
往路は砂防新道だったので復路は観光新道を利用した。
観光新道は2ヶ所程でカチカチの雪渓トラバースがありヒヤッとしたが無事に通過。
登山道も大雨の影響で川の様になったいてが逆に滑り易くて歩き易かった。
そして9時に別当出合にカムバック。
別当出合休憩舎にはこれから登るであろう登山者が20〜30人とテレビクルーが居た。
最後にいつもの場所で旗を掲げてモニュメントの前で記念撮影。
するとその旗を見ていたテレビクルーが「ちょっと話を聞かせてください」と声を掛けてきた。
休憩舎の椅子に座り5分程インタビューを受けた。
基本的に話術が無いので支離滅裂な返答だったかもしれないが、
採用されれば7月13日の「テレ金ちゃん」(テレビ金沢18:15〜)で放送予定らしい。
※後に分かった事だが、このクルーのメインの人は第一回白山白川郷ウルトラマラソンで取材をしてくれた人だった
開山1300年記念の白山夏山開きは寝坊という失態を起こして残念な事もあったが、
登ってみたらやっぱり楽しかったので心から「登って良かった」と思える100回目の白山登山だった。
関係者の方々や山行中に出会った方々、本当にありがとうございました。
今後も白山に登り続けたいと思います。