・一度は行ってみたかった厳冬期の上高地にリンク仲間のぜんさんと共に行ってきました。深夜0:30自宅発で路面凍結中の道路を慎重に走行。富山市内でぜんさんと合流後国道41号線を南下して4:30分冬季上高地の玄関口沢渡に到着。道路上の電光掲示はマイナス8℃表示。タクシーは5時に予約しておいたのでそれまで準備&朝食。定刻にタクシー(片道2900円)に乗り込み5:15分釜トンネル到着。トンネル内は真っ暗だと思っていたが非常灯などが点いており真っ暗ではなかったので少し期待外れだった。1300mのトンネルを抜ければ車道は除雪してあり歩きやすい。低温状態の雪を踏みしめるのは音も良いし感触も気持ち良かった。そして徐々に明るくなってきて大正池に着く頃は穂高連峰の全容が見えるようになっていた。そこから上高地バスターミナルまでは樹林帯の中を通る車道をひたすら歩く。一時間程で上高地バスターミナルに着いた後早く景色を見たい一心で足早に梓川沿いに出ると上部だけ輝いた穂高連峰が出迎えてくれた。辺りに人は皆無で貸切上高地だった。この時点で気温はマイナス14℃。何枚も写真を撮ってベンチでコーンスープを食べたが勿論美味しかったです。今日の散策は今まで一度も行った事がない明神池往復コースなので梓川の左岸側から向かう。車道は除雪してあるのだがスノーシューで踝ラッセルしながら遊歩道を歩く。途中で池がありとても綺麗で印象的だった。それから霧氷地帯や穂高神社を通り明神池に到着。初めて見た明神池は何となく神秘的な雰囲気だった。ここで初めて五・六人の団体と遭遇、挨拶を交わして明神橋へ、ここは霧氷の木々や辺りの風景もとても綺麗だったので少し早い昼食を食べることにした。ここで食べたどん兵衛は5分待たなければいけないので待ってるとお湯が冷めると思い少し早めに食べ始めると麺はだいぶ硬かったが超美味しかった。ここではザックに入れておいたおにぎりは両サイドが凍っていて目薬も7割方凍っていた。40分程休憩して梓川右岸経由で河童橋へ向かう、全ての風景が美しくて全部堪能しながら歩く。やがて河童橋に着くと4組程の人居た。見上げると穂高連峰には雲が掛かっていたので雲の無い写真が撮りたくてしばらく待つ、すると雲は消えてくれた。ここで不気味で変な奴が居たので写真を撮らさせてもらう。ここでは60分ほど滞在してから河童橋をあとにする。バスターミナルから大正池までの樹林地帯は昨晩寝てないのも影響してか流石に疲労が溜まってきてたので黙々と歩いた。約1時間で大正池に到着したが穂高連峰には新たな雲が掛かっていた、でも必ず雲は消えると確信していたのでしばらく待ってみると案の定雲は綺麗に消えてくれた。ここまで満足度は99%で雲が消えてくれたことでそれは100%になった。それからの歩きは疲労も感じなくなっていてルンルン気分で釜トンネルへ向かう。トンネル内ではまた変な奴が現れた。開始から約9時間でスタート地点に戻って来れました。帰りのバスは15時なので待っていると朝に乗せてくれたタクシーの運ちゃんが現れて「乗っていくか?」と声をかけてくれたので乗せてもらう、しかも少しおまけしてくれました。車内ではいろいろ説明もしてくれて勉強になりました、ありがとうございまた。厳冬期の上高地は静寂で聞こえる音は川のせせらぎと自分の足音のみで凍て付いた凛とした空気の中最高の景色を見ることが出来るので本当に来てよかった。まさに「神降地」でした。同行してくれたぜんさんも素晴らしい経験が出来たととても喜んでくれました、本日はありがとうございました。 |